まぼろしの三連隧道訪問記1	その1　その2　その3
	広島県内には，6箇所の県立自然公園が指定されており，それぞれ県民の憩いの場となっている。 そのうち，ある県立自然公園には，揚水式の発電所が建設されており，最大出力は62万kwという大規模な水力発電が行われている。
この発電所は揚水式発電所であるから，下池と上池と二つのダムを持つわけであるが，上池は，川の上流というよりも，山のくぼ地をせき止めて作られたかのような巨大なロックフィルダムである。
	この地域は，先ほども触れたように，県立自然公園に指定されているほどの景勝地であるから，なるだけ自然環境の改変は避けたい。 そのため，発電施設は地下に建設され，下池から上池へ向かう管理用道路も景勝地を避けるように三本のトンネルを連ねて，建設されている。 が，普段は監視カメラ警報装置付で入るわけには行かない。
まず，一番下にあるトンネルである。 仮に一号トンネルとでも，名づけてみたい。 別に，行きづらいところにあるだけで，何か特色のあるというものではない。 ごく普通のコンクリートトンネルである。
	トンネル入り口から，下方向を見たものである。
ダムに近い側の入り口である。
	道はカーブしながら，次のトンネルへ向かう。
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