法鏡寺樋田隧道(仮称) ほうきょうじひだ 農道?
大分県宇佐市
延長 - m  
幅員 - m  
竣工  - 年  
道路施設現況調査にも載っていない。しかし,現役で使われているものと思われる隧道が宇佐市のはずれにある。

一方は田圃の広がる谷へもう一方は畜舎がある地区へと抜けている。地図を見ていただければわかるのだが,とても旧街道とか主要道路であったとは思えない。

集落と農地を結ぶために建設されたものか,道路用途以外にも何か目的があって建設されたものか。
入り口付近こそコンクリートで補強してあるが内部は矩形断面に近い素掘り隧道のままである。

入り口をがっちり固めた様は,軍事用途にでも使うつもりで建設されたものかと一瞬思わせた。

しかも,高さがえらく低い。明治時代に作られた豊後隧道の原型はこのようなものであったのだろうかとも思わせる。

残念ながら,地元の方に出会えなかったので由来を聞くことは出来なかった。次の機会に。
延長は300mもあるだろうか。幅員は正確には測り忘れたが,三脚で目安をつけた(通れそうなら車で突入してみようかと)ところによると2mといったところか。

高さは非常に低く感じるが,手を伸ばしても届かなかったところを見るとこれも2m以上は確保してありそうだ。

ただし,両側に排水用の溝が掘ってあり有効幅員は−40cmといったところか。

溝は浅いので,動けなくなることはなかろうが,まっすぐ走るのは困難そうだ。
結局車で突入しなかったのは,幅員よりも反対側の状況がよくわからなかったから。

出たとたんに藪に突っ込んではつまらないからね。

で,隧道であるがトラクターのタイヤのあとがはっきりと残っており,一部には明らかにタイヤの跡が残っていたりして,農業用途にはまだまだ現役で活躍しているようだ。

一方の入り口にある畜舎に住まっているのであろう牛の落し物まで。。。。かび臭いのとは違うなにか芳香がすると思った。
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位置  
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