玉野隧道 たまの 一般国道430号
岡山県玉野市
延長 245.0m  
幅員 6.50m  
竣工 1958年  

〔あいまいになんとなくわかったようなわからないような玉野市の歴史といっていいものかどうかという解説〕

玉野市に「玉野」という町名はなく、「玉」と「宇野」が合わさってできた「合成」地名である。(広島で言うと安古市町のようなもの。)

詳しく言うと、明治の市町村制の成立時(明治22年)に宇野村(宇野駅のある辺り)と玉村がいっしょになって「玉野村」が設置されたのが始まり。
その後、明治39年宇野村(のち宇野町)と日比町(旧玉村を含む地域)に分かれた後(広島で言うと蒲刈町と下蒲刈町が分離したようなもの。),再び宇野町と日比町が合併し、今度は市制を布いて玉野市(昭和15年)になったようだ。宇野の駅から玉までは、電車も走っていたくらいだから三井造船のある玉も賑わっていたのだろう。

そしてこれは「宇野」の市街地と「玉」の市街地の間に位置するトンネル。だから、「玉野」という地名を象徴する位置にあるトンネルなのだ。

※2010年に改修されて歩道もつき、高さ制限もなくなっているそうである。

位置  
高速自動車国道 一般国道 都道府県道 市町村道その他