旧船場隧道 |
ふなば |
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広島県山県郡安芸太田町 |
延長 |
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幅員 |
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竣工 |
- 年 |
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さて前置きばかり長くなったが、その船場地区にある廃道、もちろん船場隧道のある旧道ではなくさらにその前の旧々道に「隧道がある」との情報をいただいた。(おいもさん情報提供ありがとうございます。) |
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しかし、可部線が布で止まっている当時の地形図には載っていなかったはずである。どのようなものなのか…いつ頃のものなのか…現存するのか…。自宅からは近いといえる距離である。その気になりさえすればいつでも探索はできる…ということで、ゴールデンウィークの真ん中当たり、事故と渋滞ばかりの高速道路に辟易して、車で30分ほどの現地へ。 |
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件の隧道の所在地は旧可部線の船場トンネルの北側坑口あたりとのこと。旧可部線は船場トンネルの出口からそのまま太田川を渡っている。ちょっとだけ考えた結果、可部線の廃線トンネルを一度通ってみたかったことと、藪漕ぎが少なくてすみそう。という不純な動機でとりあえず存否だけを確認すべく旧船場トンネル経由でアプローチすることにした。 |
車を止めた安野駅から北側のレールも撤去されている廃線敷を通って船場トンネルへ向かう。廃線敷は200mほど歩道として続き、トンネルの50mほど手前で第一のフェンスで遮られる。フェンスの向こうは軽く藪になりつつあるが、バラストも残っているのでさほど難儀するほどのことはない。 |
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トンネルの坑口には第二のフェンスが張られていて侵入を拒んでいるが、そこはそれ、気がついたらトンネルの中である。
いかにも鉄道な馬蹄形の単線トンネルはかるくカーブしていて出口は見えないが、竣工からもまだ60年程度、廃止されて5年半ほどと言うことでバラストも残るトンネルの状態はごく普通である。延長は200mほどだろうか。
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反対側の坑口は太田川にかかる橋に続いていて、出口は高さ1.2mほどのコンクリートで閉鎖されている。
廃道となっている旧旧道は、この地点で可部線と直交していたはずだが、旧可部線の橋に向かって左側(船場方面)は、路盤らしきものもなく段差ができている。
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この地点ではとてもこの位置に隧道を含むような道路が通っていたとは思えない。が、とりあえずは、隧道がある(かも)という右手へと進む。 |
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位置 |
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