沖の山トレーラー基地

西沖の山にあるトレーラー基地でセメント原料のサンプルを見ながら説明を受ける。

粘土や石炭の質や成分によってそれぞれの原料の比率を変えて,品質管理を行っているという。例えば,石炭でも炭鉱によって当然に炭質が異なる。石灰石も一緒に掘り取られる粘土の量や質によって変わってくる。
※セメントの製造過程についてはセメント協会のサイトがわかりやすい。


続いて,トレーラーの運転席や上に登ってみる。

各車両には無線装置が取り付けられていて,走行区間などが制御室で一目でわかるようになっている。
また,クリンカー,石灰石,石炭などさまざまなものを運搬するため,間違いがないように目印もつけられている。


道路の最後は,興産大橋をわたって沖の山コールセンターへ。宇部興産道路その5でレポートした地点の終着点へと通じる。

沖の山コールセンターは,炭鉱が閉山した後に炭住の跡地に石炭輸入の基地として作られた施設である。100万トンの貯蔵設備が2箇所作られている。(宇部興産で使う石炭だけでなく他の企業等への販売を行っている。)





興産大橋 → 沖の山コールセンター
埠頭は13m(14mだったかな?)の水深があり8万トン級の船も接岸可能だ。また,3000トン/時の荷揚げ能力を持つアンローダーもあり,1回の満潮で荷揚げを済ますことができるそうだ。(埠頭には立ち入りできない)





宇部興産@プラザ

続いて,先日開館したばかりの宇部興産の展示場(事前申込が必要であるようだ)見学である。

「宇部興産て何を作っている会社なの?」と聞かれるのが一番説明に困るそうで,最終製品として一般消費者の手に渡るものはあまり多くない。


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