HOME国道186号旧道(弥栄ダム湖底区間)
弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道25 
再び,隧道に近づいてきました。
道路上に積もった泥はかなりの厚さになってきています。

山側の方が厚いということは,山から流れてきたものなのでしょうか。
足元の良いところ(山側の方が良く乾いて歩きやすい。)を選びつつ慎重に隧道に向かいます。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道26 
トンネルの直前。さすがにこれ以上先に進めません。
道路路盤が下にあるのでもっとしっかりしていてもよさそうなものですが。

また,砂地に渡ろうとしても,道路との間に伏流水があるようで,
かなり軟弱地盤です。渡れません。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道27 
ここでも,直前撤退を余儀なくされるのでしょうか。

状態が悪いのは砂地左端の1.5mほどだけのようなのですが。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道28 
弥栄隧道の扁額の文字も見えます。

本当に垂直に切り立った崖の間に建設された隧道です。
落石もあって,当時は樹木も生えていたのだろうが,
現役時代も相当の難所だったのだろう。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道29 
砂地の上を向こうから小さな女の子が走ってきます。
「危ないですよ」と声をかけたら,

こっち(旧道外の砂地)はそっち(旧道上)より大丈夫と(お父さんに)言われて
数十メートル引き返して砂地に渡ってみると。しっかりしてます。

やはり,道路との間部分だけが軟弱だったようです。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道30 
               「弥栄隧道」

立派な扁額です。1952年竣工,延長は30mと言うことです。
それまではこの区間にまともに自動車が走れる道はなかったのでしょう。

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道31 
15年も水につかっていたとは思えない状態の良さです。

次にこの姿が見られるのはいつのことでしょうか。
(しょっちゅう見えるようでは困りますが。)

弥栄湖底旧国道〜弥栄隧道32 
内部下流側です。

途中から泥が積もっていて,進めません。
しかも,前の写真でもわかるように,出口からすぐ湖水となっています。

気をつけましょう。

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