キリズシ隧道 きりずし 里道?
大分県中津市(三光村)−宇佐市
延長 74.0m  
幅員 2.80m  
竣工  1870年  
大分県内には改修されていたり,現存しなかったり,記録に残っていないだけで明治以前にもいくつもの隧道が建設されていたものと思われるが,明治の本当の初期に建設され,おそらくは往時の姿をとどめていると思われる稀有な存在であるキリズシ隧道。
宇佐市側については,情報もなく道も相当荒れているとの話であったため,まずは旧三光村側からのアプローチを試みた。県道中津円座線を遡っていき,久保というバス停から小さな橋を渡ったところが登り口ということなので,田仕事のおじさんにありかを尋ねてみる。
(上写真の道を曲がらずに直進小さな橋を渡って右折。)


親切に対応していただいて,「蝙蝠がいっぱいいる」との情報と「左」「左に行く道だから」「右じゃないよ」と何度も念押しをいただいて,隧道への道を登り始めた。

登り口は,県道から橋を渡って左折,直進してそのまま谷川にかかる狭い橋(車両通行不可)を渡ったところだ。そこからとりあえずは谷に沿って山へ登り始める。
すぐに,刈払われた左への分岐に出会うが,どう見ても古道ではないし,これは左折してはいけない。(一応入っては見たが,新しい墓地に通じる道であった。お墓参り用に草刈がされているのだろう。)
そこからまっすぐ進むと,草ぼうぼうの道がしばらく続くが,足元には石がごろごろ転がっている。かつては,石畳に近い状態だったか,道の脇に土留めとして設置されていたものだろうと思う。このごろごろ転がる石が,隧道への道案内である。
100mほどで草むらは途切れ,問題の分岐点に到着する。右方向に直進する道は整備され,歩きやすそうだが左斜め前方に向かう谷川のような石のごうろが隧道への道である。

ここまでは,第1回探索の状況,ここから先は2回目の状況となる。1回目探索の失敗談については別途レポートします。
非常に歩きづらい道なので,足元に気をつけながらあるいは足元のしっかりした靴で登りましょう。私は,第1回はトレッキングシューズで2回目は長靴(これは意外と山登りには悪くない。)

気をつけて歩いていても思わず転石を踏んで,バランスを崩してしまうことがあります。捻挫や骨折でもしたら大事です。
山仕事などで歩く人もそれなりにいるようで,河底(キリズシ古道)は歩きにくいので,道の横を歩けるようになっている箇所もある。

しかし,道をショートカットしているような部分もあるので私が1回目の探索でしたような失敗はしないでほしい。
道は,小さなカーブをいくつか繰り返して最初の谷とは違う隣の谷筋に入り,そこからは谷筋をまいていく一本道となる。ただし,相変わらず道は悪い。
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位置  
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