金輪島隧道(仮称)訪問記  その3 その1 その2 その3 その4

中は,完全素堀のほぼ矩形のトンネルです。照明の電線も一部は垂れ下がっていますが残っています。

入り口の方を振り返ってみたところです。

路面はほぼ乾いていて,ほこりが立つところもあります。花崗岩の素堀隧道ですから表面が風化しているのだと思われます。それさえなければ,夏は涼しくてよさそうです。
離合箇所でしょうか,ちょっとだけ広くなっているのがわかります。トンネルは狭そうに見えますが狭いです。
ただ,一番狭い所でも2mを割るほどではなかったように思いますから,軽自動車なら余裕でしょう。
どっちかというと,高さの方が低いですね。(2m強か。)
なんと言っても,照明は裸電球です。
路面がコンクリート舗装でなくトロッコ軌道であれば,水平坑道といってもごまかせるかもしれません。
この洞窟のような隧道が現トンネル完成時(1996.1)まで現役であったとすれば結構すごいことだと思います。
出口の明かりが見えてきました。
(いや,最初からみえてたって。)
西側出口です。こちらには蛍光灯の残骸があります。
出口は,封鎖されていますが,鉄扉の上は鉄格子になっているため明るいようです。
東側坑門に比べて,開口部がやや大きい気がします。


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