岩日北線隧道訪問記  その1 その1 その2 その3 その4 その5 企画TOPへ
国鉄時代岩日線として岩国(川西)と錦町の間を走っていたローカル線は,実はその路線名が示すとおり,岩国(山口県)と日原(島根県)とを結ぶ陰陽連絡鉄道として建設が開始されたものだ。(最終的には津和野へという線が引かれていたようだが未着工)しかし,島根県六日市までは,路盤が完成し,あとは,駅施設の建設と線路を引くだけという段階になって国鉄改革のあおりを受けて建設中止,そのまま放棄されてしまった。

その後,一部は岩日北線記念公園(岩日”きた”線らしい。)として,とことこトレインという遊覧自動車が走っているが,それ以外は,そのまま。路盤はほとんどの区間で舗装されていて,いまでも使えそうなところもある。もちろん,中国山地を横断しようとした路線であるから,トンネルもいくつも残っている。ただし,岩日北線未成線のトンネルはとことこトレインが走っている岩日北線記念公園内を除いては,施錠されたフェンスと鉄条網で頑丈に封鎖してあり,立ち入ることはできない。そのため,主に外観だけの紹介となるが,別途紹介する公園内の隧道を除いてひととおり紹介したい。

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