蕪坂隧道訪問記4  蕪坂隧道 その1 その2 その3 その4 その5
ちょっとわかりづらいですけど,入り口付近の水溜りには,畳(ゴザ?)が敷いてあって何とか,ぬれずに歩けるようになっています。
中は,完全素掘りです。
路面はコンクリートなのか,三和土のように石灰を混ぜて固めたものかよくわかりませんでしたが,舗装されています。
昔の人はよくこんな路を通っていたものだと感心します。
この隧道で200メートルほどだとするとこの3倍以上ある中山隧道などは,開通当初どのようだったのだろうかと,想像してしまいます。

この3倍以上の長さがあるわけですから。
ほんの短区間だけコンクリートで巻いてあります。
照明があったであろう(少なくとも電線が張ってあったであろう)という何かも残っています。
こうもりさーんもお住まいです。
まだ冬眠中なのかライトを向けても,ほんのちょっとまぶしそうに身じろぎするだけです。

邪魔してごめんね。
何箇所か石灰岩帯を横切っているところがあって,そこにはミニ鍾乳石ができています。

何十年,何百年後には立派な鍾乳洞もどきになっているのでしょうか。

それまでほんとにこの隧道が残っていたら,国宝指定してほしいものです。
さて,津和野側の出口が近づいてまいりました。
傾いているように見えるのは仕様ではなくて,撮影者の腕のせいです。
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